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2013/05/05

『『クロック城』殺人事件/北山猛邦』 感想


『クロック城』殺人事件 (講談社文庫 き 53-1)『クロック城』殺人事件 (講談社文庫 き 53-1)
(2007/10/16)
北山 猛邦

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表紙がオソロシイ感じですが、綺麗な小説だと思います。
私は北山猛邦の作品は『踊るジョーカー』を読んだだけなので、これで二冊目です。
以下、ネタバレ含みます。


まず世界観ですが、最初は『ゲシュタルトの欠片』『スキップマン』など聞きなれない単語が出まくっていて面食らってしまいました。ですが物語が進むにつれ気にならなくなりました。
漂う終末感、よいですな~。十一人委員会とか天使様とかカッコイイですね。

正直、このような世界観だったのでトリックもファンタジーファンタジーしてるのか? と思っていたのですが、ところがどっこい大掛かりな物理トリックだったので驚きました。

トリック自体も城の構造を利用した大掛かりだけれど納得できるものでしたし(ルパンのアレを思い出しました)、してやられた! って感じです。
ラスト数ページで未音とミキが推理合戦をするところでも、二転三転する推理に見事に振り回されました。「ええっ、ミキが犯人?」と他の登場人物と同じように信じかけました。「ミキは職業探偵ではあるけれど探偵役ではないので犯人、ということもありえるのかな~」などと考えていました。いや、でも犯人じゃなくて良かった……

世界観がとても好みなのでもっとこの世界の作品を読みたいのですが、城シリーズも世界観は繋がってないようなので残念です。ミキと菜美のその後が気になりますが、ここで終わるのもこの世界観に相応しいのかもしれません。


こんな感じで終わります。
うう、もっと早くに読んでおけばよかった……


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