FC2ブログ
2013/07/06

『ノルウェイの森/村上春樹』 雑感



こんにちは。
上半期も終わってしまい七月になってしまいました。
早く来年の一月になってほしいです。

さて、七月といえば試験期間、そしてレポート課題期間です。
今回のレポート課題は『ノルウェイの森論を書け』というものです。
という訳でノルウェイの森を読みましたので、どちゃどちゃ感想を書き散らしていきます。




ノルウェイの森 文庫 全2巻 完結セット (講談社文庫)ノルウェイの森 文庫 全2巻 完結セット (講談社文庫)
(2012/03/13)
村上 春樹

商品詳細を見る




村上春樹はこの本が初めてであります。
個人的な趣味でいいますと、ノルウェイの森、なかなか好きでした。
ですが、今まで読んだことのないタイプではあります。


女性がたくさん出てきますので、女性について書きます。


登場してくる女性たち、彼女たちはなんなのでしょうか。
直子、緑、レイコさん、また名前すら出てこない女達……
いずれもワタナベ君に対して尽くして助けてくれます。女神だ。

なぜ彼女達は助けてくれるのか? と、そんなことを考えてもおそらく答えはでないのでしょう。
ですので、ここでは『ノルウェイの森における女性の役割』についてダラダラ考えます(つらすぎる)。


小説の展開としては、「女性」というものはワタナベ君を救済してくれる存在として登場します。

それは、分かりやすい例として、ワタナベ君と女性が「寝る」という行為に表れているのではないでしょうか。
この小説では何度も濡れ場、性行為の描写がでてきます。
読んでいると「なんだこの大学生は~~くたばれ~~~~」と思うのですが、そんなことをレポートに書いてしまうと私の単位がくたばってしまうのでなにか考えないといけません。

呻きながら性描写がある箇所にざっと付箋を貼ってみたのですが、十箇所ありました。多分見逃しているものがあると思うので、実際はもっとあるでしょう。つらい。

その中でも私が驚いたもの(多分多くの読者にとっても意外なのではないでしょうか)は、終盤のレイコさんとのベッドシーンです。
この時、ワタナベ君は直子という存在を失い、諸国を放浪したあと、東京に戻り、そして療養所から出てきたレイコさんと再会しました。ここまではわかります。
そして、レイコさんと共に直子の思い出を語り合います。わかる。
そして、


「ねえ、ワタナベ君、私とアレやろうよ」
「不思議ですね」「僕も同じこと考えてたんです」


という会話のあとベッドシーンに突入します。??
なんだこりは…………

という訳でこの行為の意味について考えてみます。
これもやはり、ワタナベ君を救済し、日常に返すためのものとしてあるのではないでしょうか。
「寝る」、つまり、女性という存在と繋がる、そのことでワタナベ君は自分が失ったものを取り戻し、日常を回復することができる。ということなのではないでしょうか。
つまり、この件からいえることは、『この小説の「女性」は、ワタナベ君を救済してくれるものである。』
そういうことなんでしょうか?(質問)

同じような例として、ワタナベ君とその先輩が都会に出て名も知らない女達を漁っている場面があります。
そこでは明らかにワタナベ君は女性を求めています。「ときどき女性のぬくもりがないとたまらなく淋しくなる」だから知らない女性と寝るのだ、と(ここまで言い切ってはいませんが)。


聖母じゃん……。
うーん、一人称の小説なので女性側の気持ちが全くわからない(ワタナベ君がわかってないもんね)。
女のコはみんなワタナベ君が大好きって感じに描写されている気がします。
ワタナベ君からみた世界なのだから、それでいいのかなとも思いますが。


う~~、自分からは読まないであろう小説ですので、新鮮な読書体験でした。
次はつくる君の話も読んでみたいと思います(おわり)。


スポンサーサイト



村上春樹 | Comments(0) | Trackback(0)
 | HOME |