FC2ブログ
2014/04/19

私なりの愛ですわい




ふと思い立って森見登美彦『四畳半神話大系』のアニメを見返した。
そこには薔薇色の大学生活への希望と森見作品への愛があった。
思い返してみれば、私はインターネットで「もりみーーーーっ」と叫ぶことは多々あってもそれについて詳しく書くことは久しくなかったのではないだろうか。今こそ世間体を気にせず需要も気にせずホロワーの目も気にせず森見の魅力を書くべきである。
という訳で今回は自分の無聊を慰めるためだけの記事です。


聖なる怠け者の冒険聖なる怠け者の冒険
(2013/05/21)
森見 登美彦

商品詳細を見る



一年ほど本棚に眠っていた『聖なる怠け者の冒険』をこの間読んだ。
充実した土曜日を過ごす人間たちが怠けたり頑張ったりする話だ。

他の作品にも共通することだけれど、登場人物に寄り添う作者の目は暖かい。
どうしようもない屑人間だろうと誰だろうと、作者は彼らを暖かく描写する。

なんというか、森見作品には使い捨てのキャラクターがいない、と私は思う。
どのキャラクターもそのキャラクターなりの生き様があって、また、それを知りたいと読者に思わせる魅力がある。
作者は自らの著作のことを「息子」「娘」と呼ぶけれど、その中に出てくるキャラクターたちも作者にとっては息子たちなんだろうなと。だから彼らのダメな部分も暖かく描いているのだろう。

私はそこが好きなのだ。
だから、ストーリーとか構成とか関係なしに全ての作品をべた褒めてしまうのだけれど……。仕方ないね。
『聖なる~』も良かったです。狸とか出てくるけど『有頂天家族』との関係はあんまりない。



書きたいことを書き尽くしちゃった。
上記以外にも、プライドだけが無駄に高いくせに行動力がない腐れ主人公に共感する、という点からも好きなのだけど、まぁ、それはそれで……。
最後に私の特に好きな作品を並べます。


新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)
(2009/10/15)
森見 登美彦

商品詳細を見る



森見作品初めての人に薦めたいのがこれだったりする。
原作を読んでいたほうが面白いので読んでからのほうがよさそう。


太陽の塔 (新潮文庫)太陽の塔 (新潮文庫)
(2006/05/30)
森見 登美彦

商品詳細を見る


デビュー作にして傑作。
なにがなんだかわからないけれど夕日に向かって走りたくなる、そんなときの小説。


恋文の技術 (ポプラ文庫)恋文の技術 (ポプラ文庫)
(2011/04/06)
森見 登美彦

商品詳細を見る


総合的に考えると一番好きなのはこの作品。
主人公から他の登場人物たちへの手紙が並べられている、という構成。
行間を読む、というか手紙間を読むのが面白い。
腐れ大学生要素と乙女要素がどちらも味わえてお得だよ。



終わりです。すっきりしました。

スポンサーサイト



森見登美彦 | Comments(0) | Trackback(0)
2014/04/17

『孤島の鬼/江戸川乱歩』 感想

孤島の鬼 (江戸川乱歩文庫)孤島の鬼 (江戸川乱歩文庫)
(1987/08)
江戸川 乱歩

商品詳細を見る



近日サークルで『陰獣』の読書会が開かれるので、とりあえずとっておいたこちらを読んでみました。
江戸川乱歩の『孤島の鬼』。感想サイトを調べてみると検索結果が「ん?なにかがおかしいぞ?」という感じになりますが、内容的に仕方がないね。恋はスリル・ショック・サスペンスです。


名作ということで色々な界隈で語りつくされているようですが、一応感想にいってみます。
ネタバレはあらすじ以上は極力なしでいきましょう。


あらすじ。表紙折り返しより引用。

わたしは25歳の青年で、丸の内にオフィスのある貿易商S・K商会につとめていた。そこでタイピストの可憐な乙女木崎初代とわたしは恋におちた。結婚を約束したわたしに初代は命から二番めに大切な先祖の系図書きを預けた。それは何を意味したか?その初代が密室ともいうべき戸締まりも厳重な自宅の寝室で、何者かに刺殺された!憎い犯人を追うべくわたしは奇妙な友人の深山木幸吉に探偵を依頼した。さっそく深山木は「七宝の花瓶」のナゾをつかんだ。と思う間もなく海水浴場でその深山木も刺殺されてしまう!



上記の通り二つの不可能状況での殺人が起こるわけです。
ここまでで300ページ中70ページ。35ページにつき一人人間が死んでいます。怒涛の展開です。
驚くべきことに、頼りになる探偵役が早々に殺されてしまいます。
この探偵役、中年のおっさんですが、子どもと一緒にはしゃいだり、主人公を見る目が少々怪しげであったりと、なかなか魅力的なキャラクタであるのですが……。


このように、最初は「普通」の殺人事件から始まります。
しかし、そのあとの展開が激ヤバです。
夢中になって読んでいるうちに、話のスケールが単なる人殺しに留まらなくなってくるのです。
「孤島の鬼」ですから、まあ孤島に行くんでしょ~という想像がつくかと思いますが、その通りです。
殺人事件の真相を追っているうちに、主人公たち(頼れる相棒ができるよ)は孤島に行くことになります。
そこで明かされる真実は、正直言って非常に気持ちが悪いものです。怪奇趣味が詰め込まれています。スプラッタです(少し違うけれど)。

前半の本格探偵小説風味な展開から、後半の幻想怪奇冒険小説的展開への怒涛の切り替わり、これが本書の魅力でしょう。気が付いたら乱歩ワールドに入り込んでいます。
その展開の切り替わりに際して、ある手記が本文に挿入されているのですが、これもまた……奇妙な手記です。このあたりからページをめくる手が止められなくなって、気が付いたら「うわーーーーーーーっ」でした。


うわーーーーーーーっ


なかなかうわーーーっさは伝わらないと思うので未読の方は読んでみてくだちい。(突然の伊58)


続きからネタバレして主人公と諸戸とのアレの感想を書きます。

>>続きを読む
江戸川乱歩 | Comments(0) | Trackback(0)
2014/04/08

あー



こんばんは。
残念ながら三年生になってしまいました、あまよです。

いやー思い返してみればこの二年間、色々とありました。
………………ううう………おえーーっ…………ぐすぐす………あー……(回想中)。


成功した記憶がどういう訳か消えているのですが、どういうことでしょうか……。記憶操作かな?
まぁ、人間は幸福な記憶は簡単に薄れ、不幸な記憶はなかなか消えないといいますししょうがないですね。
特に致命的な事件を起こしたわけでもないし、よい二年間としましょう。


さて、残りの大学生活、頑張りましょう!


…………。


えっと、なんというか履修登録にちょこっとだけ失敗しました。


まぁ、これにより起こることは土曜日に授業が入る、とか一限が増える、とかなので特に問題は……あー


あー



(つらくなってきたので終わり)




日記 | Comments(0) | Trackback(0)
 | HOME |